子育てをしていると、生理中なのに子どもをお風呂に入れなければならなかったり、自分のタイミングでトイレに行けなかったりと生理中の悩みは多いものです。
そんな時に活躍するのが、月経カップという今密かにネットでブームになっている新しい生理用品です。
図のように膣内に挿入して、経血を受け止める医療用シリコーン製でできたカップです。
最長12時間つけっぱなしにできて、動いてもズレないので、プールも運動も問題なく行うことができます。
初めて月経カップを使う経産婦の女性には、ドイツ製のメルーナカップ(クラシック・Mサイズ)が一番おすすめです。
わたしは3メーカー試しましたが、メルーナカップが一番使いやすかったです。
改めて、子育て中の女性にとって、月経カップにはどんなメリットがあるのかお伝えしていきます。
月経カップメリット・ナプキン交換の手間なし
子育て中は、どうしても「自分のタイミングでトイレに行く」ことが後回しになってしまいます。
子どもがハイハイをしはじめて目が離せない、後追いが激しい時には、ナプキンを交換している時間も惜しいですよね。
さらに後追いが激しいと、トイレに入っている間にも扉をドンドン叩かれて、おちおちウンチも落ち着いてできないこともよくあります。
月経カップを使えば「ナプキンが肌に貼り付いて気持ち悪いのに、なかなかトイレに行けない…!」というストレスから開放されます。
月経カップメリット・生理中でも子どもとお風呂に入れる
生理中でも、子どもをお風呂に入れないといけません。
湯船の中に経血が浮いてしまったり、子どもに血を見せたくないことだってありますよね。
月経カップは装着したままお湯の中に入れるので、経血漏れすることがありません。
水圧で月経カップが膣内の奥に入ることはありません。
また月経カップ内にお湯が入ってくることもないので安心です。
ちなみに、子どもを抱っこしたり体に力を入れた時に月経カップが膣内から出てくることはありません。
「いきむ」こととは別モノなので、まったく問題ありません。
月経カップのステムがちょっと出てくるのは、ウンチをしている時だけです。
月経カップメリット・ゴミが出ない
年末年始やお盆など、義実家に泊まりに行く時に生理が重なってしまうこともあります。
でも、使用済み生理用ナプキンをゴミとして出すのは抵抗があります。
月経カップであれば使い捨てではないのでゴミも出ません!
月経カップメリット・荷物が減る
おもちゃ、オムツ、離乳食、カトラリー、エプロンなど子どもがいると荷物が増えがちです。
さらに生理用ナプキンも持っていくのはかさばってしまいます。
月経カップなら、荷物は不要です!
月経カップメリット・月経カップをつけたまま自転車に乗れる
子育てしていると重宝するのが自転車!
「でも、月経カップを挿入したまま自転車って乗れるのかな?」と思いますよね。
「月経カップの尻尾(ステム)の部分がサドルに当たって痛いのでは?」とわたしも自転車に乗る前に思っていました。
まったく問題ありません。
初めて月経カップを入れて保育園のお迎えに自転車に乗った時、ステム部分がかすかにサドルに当たっているような感覚がありましたが、慣れると装着していること自体を忘れます。
サドルによって月経カップが膣の奥に押し込まれて取れなくなるということもないので安心してください。
月経カップメリット・ナプキンの在庫管理の必要なし
子育て中、子どもを連れての買い物は大変です。
特に生理用ナプキンはかさばるので、つい後回しにしがちです。
いざ生理が始まった時に「ナプキンの残りが少なかった!」「夜用を切らしていた!」なんてこともしょっちゅう起こります。
ただでさえ忙しい中、そのタスクが丸々無くなります。
更に月経カップは10年使えるので、1回買えば毎月の出費がゼロになります。
とはいえ月経カップは液体のまま経血を受け止めるので、交換の際にショーツに数滴血がつきます。
気になる場合は、経血を吸収するサニタリーショーツをあわせて使えば、もう使い捨てのナプキンを使う必要がなくなります。
敷いてデメリットを1つ挙げるとすれば、月に1回発生する月経カップの煮沸消毒です。
台所に立って火を使うのは、子どもをおんぶしている時には大変ですよね。
けれど月経カップは哺乳瓶の消毒と同じく、電子レンジでも消毒できます。
100均の大きめのマグカップに月経カップを入れて、数分チンすることで消毒は完了です。
(月経カップのメーカーによって推奨される消毒方法が異なる場合があるので、必ず説明書を確認しましょう)
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